【マッチレポート】vs 三重ホンダヒート

MIRAI  MATCH
三重H戦レポート
 
後半に三重Hに逆転勝ち。
WTB彦坂匡克、4か月ぶり復帰 
 
3月22日、三重県鈴鹿市にあるホンダアクティブランドで、三重ホンダヒート(三重H)とのミライマッチが行われ、トヨタヴェルブリッツが19-12で逆転勝ちを収めた。
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 本来は25日に静岡BRとの試合が組まれていたが中止となり、3日前に急きょ決まったゲーム。スポーツセンターをバスで朝8時前に出発する強行日程だったが、双方とも熱のこもった試合となった。
 天気は快晴も、「鈴鹿おろし」と呼ばれる特有の強風が吹き抜けるコンディション。前半、トヨタは風下だった。10分、三重Hはラインアウトからトライで先制する。トヨタはゴールラインを背に守る時間帯が続いた。20分、少ないチャンスを活かしてCTBディック・ウィルソンがトライを返し、SO丸山凜太朗のコンバージョンで7-7の同点。その後も自陣で守る時間が続いたが、守り切ってハーフタイムへ。
 後半開始早々の2分、モールからHO古川満がトライを返し、SO北村将大のコンバージョンで14-7と勝ち越し。25分には練習生のヒンガノ・ロロヘアがトライ、19-7と12点にリードを広げた。残り時間はほぼ相手陣で試合を進め、19-12で逃げ切った。相手FWの攻勢をゴール前で辛抱強く守り、少ないチャンスを活かした、手ごたえある勝利だった。
「前半、苦戦したのは自分たちがボールコントロール出来ていなかったこと。ディフェンスはすごく良かった。後半はボールを大事にすることを徹底したら、いい攻撃が継続できた」とキャプテンを務めたSH梁正秋。
 この試合で後半からWTB彦坂匡克が4か月ぶりの試合復帰を果たした。
11月25日、静岡BRとのプレシーズンマッチで肋骨を痛めた。年が明けて、復帰を目前に負傷、再度リハビリを続け、2月9日の浦安DR戦に照準を合わせていたが、2日前に負傷。これが「3度目の正直」だった。
「今回もまた(復帰前に)ケガするんじゃないかと、ドキドキしてました。今夜はよく眠れそうです」とほっとした笑顔。
 オン&オフに関わらず、彦坂がチーム内で潤滑油の役割を果たしているのは、誰もが認めるところ。久しぶりのピッチでも、大きな声で細かく、わかりやすく仲間に指示。SH梁も「コミュニケーション能力はさすがです」と一目置く。
「復帰戦にしては、いいところを見せられたかな。後はやっていくだけ。シーズン最後までグラウンドに立っていたい」と言葉に力を込めた。  
 
後半から試合に出場したWTB彦坂匡克。ここから加速したい

持ち前のタックルに加え、ボールキャリーも光ったFL三木晧正

強気のラン、パスと試合ごとに存在感を強めるFB大籔洸太

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