【ミライマッチレポート】4.22 vs 静岡BR戦

ミライマッチ・静岡BR戦レポート
 
最終戦黒星も、ラストに意地のトライ。キッカーは…
 
ミライマッチ最終戦は、4月22日、静岡ブルーレヴズ(静岡BR)の大久保グラウンドで行われ、29-43で敗れ、最終戦白星はならなかった。
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リーグワン最終戦を翌日に控えたミライマッチ。メンバーには今シーズンの締めくくりであり、引退・退団選手にとっては、トヨタでのラストマッチでもある。グラウンドには両チームの熱心なファンや選手の家族が詰めかけた。リーグワンに出場するメンバーも、トヨタSCでキャプテンズランを終えて急ぎ移動、スタンドから声援を送った。
試合は静岡BRが開始2分、ファーストスクラムから強さを見せつけた。6分、トヨタが自陣ゴール前ラインアウトで反則を犯すと、迷わずスクラムを選択。8分、スクラムを押されてトライを奪われた。
スクラムでは遅れをとったが、その後はブレイクダウンで激しく前に出て、徐々に流れを押し戻す。20分にはラインアウトモールからHO延山敏和がトライ。27分にも同じくモールから延山がトライを決め、10-5と逆転する。その後、ミスをきっかけに再びエリアが後退。連続してトライを奪われ、10-19で折り返した。
後半は静岡BRが立て続けにトライを重ね、10-29と差を広げられる。15分過ぎ、トヨタのPRが負傷交代し、スクラムがノーコンテストに。その後トヨタが盛り返して24-29と5点差に迫るも、30分過ぎに静岡BRが2トライを追加。24-43とスコアが開いたが、試合の見せ場は80にやってきた。
相手ゴール前でラインアウト。この試合がデビュー戦となったルーキーLO山川一蹉がキャッチする。その後は一人一人が激しく前に出てボールを繋ぎ、最後はPR古川満がインゴールに飛び込んだ。
コンバージョンを蹴るのは、PR伊尾木洋斗。今季はケガで出場はなかったが、最後にキッカーとして登場。静岡BRのOBでもある五郎丸歩さんのルーティンのポーズで観客を沸かせて右足を振りぬいたが、ボールはポスト右外へ。29-43でノーサイドとなった。
「引退する選手もいて、悲しい気持ちもあって、いつもとは違った感情があったゲームでした」
 キャプテンを務めたFL古川聖人は、そう振り返った。
「最後に意地を見せてトライして、伊尾木さんにああいう形で出てもらった。(コンバージョンは)トライしないとできないので、ミライチームとして、いい形で終われた」
 双方とも接点の烈しさは最後まで変わらず。シニアチームの充実を裏付けた80分となった。
 

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