【PICK UP】FL古川聖人、 故郷に桜で恩返し。

凱旋テストマッチへ――。

6月25日、ミクニワールドスタジアム北九州で「リポビタンDチャレンジカップ2022」に挑む日本代表としてウルグアイ代表と対戦するFL古川聖人。スタジアムでの前日練習を終え、囲み会見に応じた。

古川が日本代表に招集されるのは、
2016年のアジア選手権以来。
「ジャパンに呼ばれるとは思ってもみなかった」

合宿前、本人はトヨタSCで驚きを隠さなかった。この春で加入4年目。ジャッカルには定評があったが、昨季所属していたオーストラリア代表主将、マイケル・フーパーの薫陶を受け、さらに飛躍した。
「これまで試合に出られなかったとき、小さいから(選ばれなくても)しょうがない、という思いはあった。でも実際にフーパーを近くで見ると、本当にサイズが変わらない。細々した数字も大差ない。彼にできて、僕にできないのは言い訳だなと」

全体練習終了後、1対1で個人練習に励み、世界一のFLからタックルの入り方に関して細かなアドバイスを受けた。さらに、これまでやってこなかったボールキャリーも意識するように。その変化が日本代表ジェイミー・ジョセフHCの目に留まったのだ。
ヴェルブリッツではリーダーも務め、姫野和樹共同主将も「聖人はボールキャリーが良くなった」と一目置いている。
スタジアムでは同じ鞘ケ谷RS出身の後輩・中野将伍(東京SG)と並んで取材に応じた。
「将伍とは幼稚園から一緒のクラブチーム。地元の方々の支えがあって、ここまできたので、恩返しのつもりでプレーしたい。身体は小さいけれど、出場する機会があれば、身体の小さい日本人でもできることを証明したい」と意気込んだ。

故郷・北九州で6年ぶりにキャップを獲得し、来週の地元・豊田スタジアムのフランス代表戦につなげたい。
 

同窓の中野将伍(左)とインタビューに応じる

小倉駅前の銅像もジャパン仕様に

文/森本優子

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