第12節プレビュー
ゲームキャプテンにマイケル・フーパー。
トヨタヴェルブリッツはNTTジャパンラグビー リーグワン第12節で、3月22日に長良川競技場で三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)と対戦するメンバー23名を発表した。前節から負傷によりHO彦坂圭克、LO秋山大地、FL奥井章仁が交代。NO8で小池隆成が今季初先発する。第10節・神戸S戦の試合直前に負傷したアイザイア・マプスアが復帰し、リザーブ入り。ゲームキャプテンはFLマイケル・フーパーが務める。
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会見にはスティーブ・ハンセンHC/D.O.R、マイケル・フーパー、小村真也らが出席した。
ゲームキャプテンを務めるフーパーは、「今の時点でもう準備は出来ている。やるべきことは変わりません。アーロンと茂野がフィールド上のゲームリーダーで、 マット・マッガーンと小村がチームの司令塔です」
オーストラリア代表キャップ125、ワラビーズでも長くキャプテンを務めていただけに、慣れたもの。
「前節は結果は出ませんでしたが、フィジカル面でより良いパフォーマンスを発揮でき、その流れを今週も継続できました。今この瞬間に私たちがコントロールできるのは、トレーニングだけです」
これまでの結果に左右されず、今に集中する。青木、小村に対する期待をたずねられても「No expectations(特に期待値はありません)。伸び伸びとプレーをしてほしい」
小村も「フーパーからは“こちらがすべてサポートするから、自由にプレーしていい”と言われました」。ベテランは若手に力を出させる術を心得ている。
3試合連続でリザーブに入った小村は高校3年間、NZハミルトンに留学。SO/FBをこなし、帝京大でも1年まではSO。チーム事情で2年以降はWTB/FBに回ったが、10番は元からやりたかったポジション。松田力也、ティアーン・ファルコンは負傷で今季離脱。司令塔として成長するチャンスが与えられた。
「試合後にもらうフォスターさんからのアドバイスがすごく役に立っています」。パスやキックといったスキル、生来のスピードに加え、高校時代にマスターした英語でコーチ陣と直接コミュニケーションを取れるのも強みだ。
相模原DBの印象を「フィジカルが強い。外国人選手もパワフルで速い」と言う。「自分は後半から入ると思いますが、テンポを上げてボールを動かしたい」。勝利でフィニッシュする役割を任された。
相模原DBとは第7節に対戦。最終スコアは40-44と競ったが、前半で6トライを奪われ、7-41からの追い上げだった。
「序盤に簡単に失点すると、ひっくり返すのが難しくなる」とハンセン氏。その反省から今週は、「今に集中する」がテーマだった。
「ミスをしたとしても、次のプレーで立て直し、連続してミスをしないことが重要」(ハンセン氏)
フーパーは「ポジティブな気持ちでいます。なぜなら、前回の課題に対する解決策が見えているからです」。前の対戦から6週間。フレッシュなメンバーも加わったチームで、借りを返したい。
また、19日に発表されたFLピーターステフ・デュトイの合流についてハンセン氏は4月末からリハビリを始め、コンディションを見極めて出場を検討するとの見通しを示した。
「コロナ禍の前回とは違って、ファンの応援がとても楽しみ」とフーパー
小村真也は祖父の山口良治・京都工学院総監督から前節終了後、LINEをもらった
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