【ブログ】アーロン・スミス、ボーデン・バレット選手入団会見

  12月7日、トヨタSCでアーロン・スミス、ボーデン・バレット選手の入団会見が開かれた。当日は2人に加えて、ベン・へリングHC、姫野和樹キャプテンも出席。会場には30人近い報道関係者が出席、オンラインでの参加も含めると参加者は40名を超え、関心の高さをうかがわせた。


 
 壇上には世界を知っている3人が並んだ。冒頭、姫野キャプテンは「ワクワクしてます。ワールドカップイヤー、たくさんのお客さんが来てくれて、偉大な選手もたくさんいる。トヨタがこれまでと違ったラグビーが出来ると思う」と挨拶。
 2人がトヨタでプレーすることを決めた理由を聞かれ、アーロン・スミスは「(4年前の)W杯で10週間ほど日本で過ごし、いつか戻ってきたいと思っていました。トヨタを選んだ理由としてはスティーブ・ハンセンDOR、ハイランダーズでプレーした姫野の存在が大きい」。ボーデン・バレットも「ほぼ同じ理由です。ハンセン、アーロン、トム(ロビンソン=ブルーズ時代の同僚)がいたこと、前回の来日(2020年は東京サンゴリアスに所属)はパンデミックで行動が制限されたので、今回は観光も含めて日本を楽しみにしています」。


 バレットに関しては2025~2027年までNZ協会と契約しブルーズに戻ることが発表されており、「まだNZ代表としてプレーしたかった。この1年でメンタルもリフレッシュして、多くを学んで帰国したい」と、1シーズンの所属となる。
 リーグワンで対戦したい選手を聞かれると、バレットは「デイン・コールズ(S東京ベイ)、リッチー・モウンガ(BR東京)、スミスは「つけ加えると、ラウマぺ、サヴェア、レタリック(神戸S)、デクラーク(横浜E)との対戦も楽しみ。それ以上に、デュトイ、フィフィタと一緒にプレーできるのが楽しみ」とトヨタのチームメートの名前を挙げた。
 来日して1週間足らずで、2人の頭の中には、すでにリーグワンのラグビー、そして、仲間をどう活かすかイメージが描かれている。
「日本ラグビーは速い展開で、それはラックの速さに基づくもの。そこは変えられませんが、ストラクチャーの中でのプレーには変化を加えられる。スピード感のあるラグビーです」
(バレット)
「日本のラグビーはラック&ラン中心でオフロードなどのスキルもある。自分のプレースタイルを変えるというより、チームの強さを前面に押し出す。このチームには力強いボールキャリーができる選手も多い。彼らの強みを引き出せるようなプレーしたい」

 グラウンド外でのやりたいことも満載だ。歴史好きというアーロンは「休みには京都や富士山、名古屋城にも行きたい」。ゴルフ好きのバレットは「名古屋のゴルフ場を楽しみにしています」。焼肉、しゃぶしゃぶ、ラーメンと日本食好きのアーロンは「ファミマにはすべてが揃っている」と驚いた様子。生活には問題なくなじめそうだ。

 2人を迎える姫野キャプテンは、「合流して間もないですけど、本当にこのチームをよくしようという気持ちが伝わる。僕は8年キャプテンをやってますけど、偉大なリーダーシップをもった彼らが加わることで、僕としても助かる」。2人の加入はプレー面だけでなく、チーム全体への意識改革も期待できそうだ。

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