第10節プレビュー アーリーエントリー青木、小村がリザーブ入り。ヴィリアメ・ツイドラキ、髙橋も先発復帰。

第10節プレビュー

アーリーエントリー青木、小村がリザーブ入り。ヴィリアメ・ツイドラキ、髙橋も先発復帰。

 3月1日に福島県のJヴィレッジスタジアムで、NTTジャパンラグビー リーグワン第10節で浦安D-Rocks(浦安DR)と対戦するメンバーが27日に発表された。前節、負傷した松田力也に代わり10番はマット・マッガーンが務める。また、ヴィリアメ・ツイドラキが11番に復帰。これまでCTBだったジョセフ・マヌが右WTBに回り、第7節以来の出場となる髙橋汰地は今季初のFBに入る。リザーブには帝京大から加入したアーリーエントリーのFL青木恵斗、SO/FB小村真也が入った。

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 福島県に移動後、行われた記者会見にはスティーブ・ハンセンHC/D.O.R.とWTBヴィリアメ・ツイドラキ、FL青木恵斗が出席した。

 ハンセン氏は前節、負傷退場したSO松田力也について、26日に骨盤と股関節を手術したこと、今季の復帰は難しいことを明らかにした。 

「しばらく入院が必要で、復帰がいつかは分かりませんが、彼は強い気持ちを持っています。当然、早く回復してリハビリに取り組み、来シーズンには復帰したいと考えています」

 チームは松田だけでなく、姫野和樹キャプテン、ウィリアム・トゥポウ、ティアーン・ファルコンら主力にケガ人を抱える。ハンセン氏は青木、小村の起用も、主にレギュラー陣のケガが理由と説明。「二人ともまだ完成された選手ではありませんが、本人たちもプレーできることを楽しみにしていますし、我々も彼らがどんなプレーを見せてくれるのかワクワクしています」と期待を寄せた。

青木はチームに合流して3週間、ミライマッチ2試合出場を経てのリザーブ入り。

「まだまだチームとして覚えることはたくさんありますが、ボールキャリーでは通用すると感じた」

 試合2日前の27日も、全体練習終了後、大学の1年先輩の奥井章仁とグラウンドに残って、個人練習。ハンセン氏からタックルの入り方について手ほどきを受けた。

 SO/FBでリザーブ入りしている小村真也も、全体練習後、SOマット・マッガーン、北村将大らとプレースキックの練習に励み、こちらはイアン・フォスターCo.HCが見守った。小村は高校3年間、ハミルトンに留学しており、「通訳の方ほどではないですけど」、日常会話は問題なし。フォスター氏とも直接コミュニケーションをとっていた。

 ツイドラキは第2節・三重H戦で腕を負傷して以来、2か月ぶりのスタメン。復帰戦となった22日の神戸S戦とのミライマッチでも、何度かゲインを見せた。リハビリ期間中は、公式戦に出ている選手よりきつい練習をこなしての復帰だ。

「これまではシーズンに入ったらフィットネスの練習はあまりできなかったけど、今回は(ケガから)2か月、80分間走れるように頑張った」。

シーズン中盤、トライゲッターのフィットネス万全での復帰は心強い。

 前節の神戸S戦では、序盤のターンオーバーからの失トライが大敗の原因となった。「今週の最大の課題は、ボールを保持すること、そしてボールを失ったらすぐに取り返すこと」とハンセン氏。対戦する浦安DRについて「前節、東京SGといい試合をしており、今の成績(1勝)以上に良いチーム。特にブレイクダウン周りが強く、そこは我々の改善点でもあります。相手に敬意を払い、私たちのベストを尽くさなければ、勝負の土俵には立てないでしょう」とした。

青木と小村。帝京大で4連覇を達成した勢いと若さをチームに吹き込みたい。

第2節以来の復帰となるヴィリアメ・ツイドラキ

青木恵斗はミライマッチ神戸S戦でもボールキャリーの強さを見せた

英語でのコミュニケーションも問題ないSO/FB小村真也

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