【コラム】第15節 横浜E戦

第15節 横浜E戦
 
ホストゲームは白星で締めくくりを。
 
 4月25日、トヨタヴェルブリッツは27日にパロマ瑞穂ラグビー場で行われる横浜キヤノンイーグルス(横浜E)戦のメンバーを発表した。 
残りあと2試合。次はこれまで試合を締める役割を背負ってきた選手たちがゲームを作る側に回る。SHは茂野海人が今季初先発、アーロン・スミスは控えに。両PRは清水岳、木津悠輔が先発し、三浦昌悟が17番でリザーブ。CTBはチャーリー・ローレンスがコンディション不良で、岡田優輝がCTBで今季初先発する。2日前会見にはPR清水とCTB岡田が出席した。
今季で在籍6年目の岡田。中堅と呼ばれる立場になった。WTBでも、CTBでも、チームの状況に応じてどちらも変わりなくこなす選手の存在は、限りなく頼もしい。
今季は開幕から3試合WTBで先発、中盤戦ではリザーブに回り、しばらくミライマッチのメンバーだった。第13節の相模原DB戦から再度メンバー入りし、横浜E戦は今季4試合目の先発となる。
「今シーズン、出られない試合もあったが、CTBでもWTBでも与えられた役割を全うする。そこは変わらずやっていきたい」
目の前の試合に全力投球はいつも通り。変わったとすれば、父親になったこと。
「ラグビーをしている姿を子供にも見せたい。それが大きな変化」
 我が子の記憶に残るまで現役を続ける。新たな意欲も芽生えた。
「プレーオフはなくなりましたが、次のシーズンに繋げるために大事な2試合。全力で試合に臨んでいく」
 PR清水岳の先発は昨シーズンの1月8日、第3節BR東京戦以来だ。加入2年目の昨季、序盤から評価は高く、開幕と第2節でリザーブ入り。第3節では先発と順調に歩みを進めていた。だが前半20分、「芝にスパイクが刺さった状態で相手に乗られて、足首が普段と違う方向に向いて」
 豊田スタジアムから救急車で運ばれ手術。右足首の脱臼骨折の重傷で、全治11か月と診断された。走れるようになったのは、昨年6月だ。回復は順調で、12月の開幕戦にはベストで臨むことができた。
「今もケアはしていますが、ケガする前より調子はいいです」
 今季は4、5節以外はリザーブに名を連ねていたが、第10節の東京SG戦、終了間際の危険なタックルでレッドカード。2試合の出場停止処分となり、それ以来のメンバー入りだ。
 その後は、タックルを一から鍛え直した。 
「チームに勢いを出すディフェンスを思い切ってやるだけ」
 自信も戻ってきた。
「後半から出るときは、相手の状況を見てやるべきことをイメージして出るんですけど、スタートはゲームを作る立場になる。後ろに昌悟さん(三浦)がいるので、思い切ってプレーできます」
来季に繋げるために、何よりホストゲーム最後の試合を白星で飾り、ファンと喜びたい。
 

前回の対戦は22-24で惜敗。岡田は11番でフル出場
 
「相手は長いスクラムを組んでくる。そこをドミネートしたい」と清水

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