第13節相模原DB戦
細かな努力が、大きな成果に繋がる。
トヨタヴェルブリッツは4月13日に長崎市総合運動公園かきどまり競技場で行われる第13節・三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)戦のメンバーを発表した。
前節、コンディション不良で欠場したSOボーデン・バレットが10番に復帰、ピーターステフ・デュトイは第9節のS東京ベイ戦以来、4試合ぶりの先発で8番を背負う。BKは山口修平、和田悠一郎と、同志社大学の先輩後輩がWTBでコンビを組む。
試合2日前の会見にはボーデン・バレットが出席した。
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4強進出へは全勝が最低条件。ニュージーランド代表キャップ123は「計算上、可能性はまだ残っている。自分のコントロールできることに集中するだけ。まずは週末の相模原DB戦」と2日後の試合を見据えた。
今季、チームはまだ連勝がなく、調子に乗り切れないが「誰一人として意欲やハードワークが欠けているわけではない。毎日、チームとして楽しみながら、一体感を意識して練習している」という。
「ネガティブな部分より、強みに目を向ける。シーズンを力強くフィニッシュすること、それをチーム全体でやり遂げることに集中している」。チームの司令塔に揺らぎはない。
オールブラックスでのプレーを希望しているバレット。先日、新ヘッドコーチに決まったスコット・ロバートソン氏が来日し、リーグワンの各クラブを視察したが、バレットもトヨタSCで話す時間を持った
「いまオールブラックスの方向性を定めている最中で、そこで接点が出来たことは嬉しい。充実した時間を過ごせました」と振り返る。
オールブラックスに選ばれるためにはNZでプレーしなくてはならず、来季はブルーズでプレーするが、会見では「いずれまた日本に戻ってきたい」との発言も。
「未来のことなので断言はできませんが、日本は大好き。トヨタのチームも好きだし、名古屋は家族も住みやすくて、ラグビー以外の事も色々出来る」と気に入った様子。以前、東京SGでプレーした時はコロナ禍だったが、今回は「家族とともに、日本のサクラシーズンを満喫しています」と、楽しんでいる。
この日も全体練習後、黙々とキックの練習に励んだバレット。「3週間空くとスキルは落ちる。全ての練習、全ての試合で成長することを心掛けている。細かな努力が、大きな成果につながる」
バレットのタクトで、まずは白星を二つ重ねて波に乗りたい。
(写真説明)
バレットの先発は3月23日の静岡BR戦以来
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