LO秋山大地、2か月ぶり復帰。
ミライマッチ第3戦は2月9日、トヨタSCで浦安D-Rocksとの間で40分×3本の変則マッチで行われた。結果は81-73(1本目24-42、2本目28-17、3本目19-14)でトヨタが勝利を収めた。
最初の40分には、2日前に終わったばかりの日本代表トレーニングスコッド合宿に参加した姫野和樹キャプテン、PR三浦昌悟ら主力が出場。その中にLO秋山大地の名前もあった。昨季は全15試合に先発した鉄人は昨年11月、プレシーズンマッチの静岡ブルーレヴズ戦で足を負傷。リハビリを経ての復帰戦だった。
「第一目標は怪我しないことだけ。プレーの質は、もう少し試合慣れしてから高めていけたら。ケガしない限りは土俵に立てる。それが一番よかった」
まずは試合に戻ってこられたことに安堵した。加入5年目で、これだけ長く公式戦に出られなかったのは初めて。離脱中はこれまで経験したことのない気持ちを味わった。
「チームが勝っても負けても、自分はグラウンドに立てていない。今までと違う悔しさがあった」
不在の間、小池隆成、アイザイア・マプスアら新たな選手がLOとして出場。彼らの活躍も復帰への刺激となった。
「試合に出られなくなったとき、誰を追い越さないといけないかに意識が向いた。その中で小池が新しく入ってきて、パフォーマンスもよく出続けた。小池や西さん(西村)、マプスアだったり、自分が停滞しないよう刺激をくれるのが競走相手。そういう存在がいてくれることで、1日1日の練習、ワンプレーに重みが生まれる」
ライバルは、自分の不在をカバーしてくれる仲間でもある。出られなかった間の経験が、新たに蓄積していると感じる。
「モチベーションが見つからない時期、いちど練習量を落として自分と向き合ったりと、牧野さん(リードS&Cコーチ)に助けられた。自分がもっとベテランになったら、同じような経験をした選手に向き合える」
次の試合は2月17日、パロマ瑞穂ラグビー場で三重ホンダヒートと対戦する。今季昇格したホンダには、同じポジションの兄・陽路さんがいる。秋山がラグビーを始めるきっかけとなった存在だ。
「間に合ってよかった」
リーグワンとなって初めての対決。東海ダービーで、兄弟で火花を散らしたい。
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