同期対決に腕を撫す
PR百地龍之介、LO小池隆成
年末年始のバイウイークを経て再開されるリーグワン。新年最初の相手は昨季準優勝の埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)。第3節終了時点で首位を走る強豪だ。
対するトヨタヴェルブリッツも、話題豊かなメンバーが並んだ。FLピーターステフ・デュトイは3試合ぶり先発に復帰。第3節の相模原DB戦で初先発、プレーヤーオブザマッチに選ばれた小池隆成はLOに入った。WTBヴィリアメ・ツイドラキも今季初、11番を背負う。
注目はこの試合でリーグワンデビューを飾る1番・百地龍之介。東海大仰星から立命大を経て、昨季加入。
花園強豪校・東海大仰星仕込みのラグビーナレッジの高さ、器用さで1年目から評価は高かったが、ケガがちで公式戦デビューはならず。2年目の今季、チャンスをつかんだ。
「ちょっと緊張してますけど、ワクワクしてます。第一歩が埼玉WKという強豪チーム。今の自分の百㌫の力を出して、立ち位置が分かる」
プロップとしての仕事はまずスクラム。「癖のない、まっすぐ組むスクラム」と分析する。相手の1列は稲垣啓太、ヴァル アサエリ愛、クレイグ・ミラーと日本代表揃い。「日本代表の試合から見ていたので、特徴は頭に入ってます」
もう一つ楽しみがある。東海大仰星で同期だったWTB長田智樹との対決だ。
「向こうは相手がどうこう気にするタイプじゃないけど、僕は楽しみ」。
昨年は長田が日本代表に選ばれ、中心選手になっていく過程を見守っていた。
「一言でチームを静かにさせられる。高校時代から、信頼してついていってました」。尊敬する仲間との対決に胸を弾ませる。
同期対決を楽しみにしているのは、
LO小池隆成も同様だ。6番で先発するFL福井翔大とはU17日本代表で同部屋。仲が良かった。
「尊敬してるし負けたくない。やわらかくて強さもある。やりづらい相手ですが、運動量で負けないようにしたい」
前回、埼玉WKに勝利したのは2018-2019シーズンの順位決定トーナメント1回戦。以降4シーズン、白星から遠ざかっている。
FL古川聖人は「1分1秒気を抜けないチーム」と評する。
「うちも最後の20分まではいい試合をするんですが、そこで集中力が欠けたり、仕事をやりきれない。最後までやりきらないといけない」
今季のチームはアーロン・スミス、ボーデン・バレットの加入により「基本の部分をこれまで以上にきっちりできるようになった」言う。
今の勢いを熊谷ラグビー場で出し切りたい。
(百地選手写真説明)
「今の百㌫を出し切りたい」とリーグワンデビューのPR百地
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