第2節 横浜キヤノンイーグルス戦
アーロン・スミスVSファフ・デクラーク。
W杯決勝対決が横浜で実現
BR東京との開幕戦を白星で飾ったトヨタヴェルブリッツ。16日の第2節では、昨季3位の横浜キヤノンイーグルス(横浜E)と横浜の日産スタジアムで対戦する。試合を2日後に控えた14日、オンライン会見が開かれ、FL姫野和樹キャプテン、SHアーロン・スミス、FBディック・ウィルソン、PR清水岳が出席した。
一番の注目はSH対決。アーロン・スミス(NZ)対ファフ・デクラーク(南ア)。10月28日に行われたワールドカップ決勝の顔合わせが、早くも日本で実現する。
「彼とはこの8~9年、スーパーラグビーや代表戦で対戦しています。素晴らしい選手」とアーロン。
オールブラックスはW杯決勝では南アフリカに1点差で敗戦、準優勝にとどまった。そのリベンジか、と問われると「NO」と即答。
「違うチーム、違うゲーム、違うマインドセット。これまでと違う対戦を楽しみにしています」
横浜Eとは、リーグワンで2連敗。昨季はトヨタに早々にレッドカードが出たこともあり、7-39で敗戦。一時は入替戦圏内まで順位を落とすなど、煮え湯を飲まされた相手。
姫野和樹キャプテンは「去年はディシプリンを守れず、ゲームが荒れた。(今年は)まず自分たちのラグビーをするのが一番。そのメンタルの準備を1週間してきた」
HB団は開幕に続き、アーロン・スミスとボーデン・バレットのコンビ。経験豊富な2人がゲームをコントロールするのは心強い。
アーロン・スミスも「デクラークは激しい選手で、ランもできる。相手のミスを誘うのも上手く、キック能力は(私より)一枚上手」と賛辞を送りつつ、「私の強みはパスを使ったゲーム。スペースに人を入れ、速い展開をすること」と、競争心を滲ませた。
横浜E戦では、愛称モセことディック・ウィルソンが、FBでリーグワンデビューを飾る。
「スペースを使ったアタック、得意分野のディフェンスでは、相手を押し返す強いヒットを見せたい」
代表組が揃う激戦のフロントローでは、3季目の清水岳が開幕戦に続きリザーブ入り。
「FWはHB団の判断に反応して前に出ることが大切。自分はセットプレーとアグレッシブなフィールドプレーで貢献したい」と意気込みを語った。
(写真説明)
トヨタでのデビューとなったBR東京戦では80分フル出場
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