W杯決勝を戦った3人が練習に合流。
リーグワン開幕を5日後に控えた12月4日、ワールドカップ決勝を戦った顔がトヨタSCのグラウンドに顔を揃えた。
今季が3シーズン目となる南ア代表FLピーターステフ・デュトイ、新たに加入したニュージーランド代表SHアーロン・スミス、SOボーデン・バレット。3人とも先週来日し、この日から全体練習に合流した。
練習ではデュトイのダウンボールをアーロンが捌き、バレットがキャッチする夢のような光景も。プレーが途切れるとアーロンがデュトイに確認する場面も見られた。
W杯決勝でPOMに選ばれたデュトイは「見慣れた顔と再会出来て嬉しいです。今日はリラックスして、今週末の試合に向けた戦術の導入と確認をしました」
オールブラックスの2人とは10月28日のW杯決勝で死闘を繰り広げたが、トヨタではチームメートとなる。「南アとNZは常に敬意を抱きながら対戦しています。彼らはラグビーに対して違う考え方や向き合い方を持っています。人間性も素晴らしい」とリスペクト。来日時、アーロンが「もうピーターから(試合中)追いかけ回されなくて済むのが嬉しい」と発言したことを受け「私が追いかけるのはアーロンではなく、ボールです。彼は試合の流れを読むことができ、様々なスキルも持っています。2人と一緒のチームでやれるのが楽しみです」と、今季への期待を語った。
アーロンも「今日も何回か彼にパスを出しました。最高です。2日前、3人で試合を観ながら(プレシーズンマッチ・対S愛知戦)、互いの家族やこれまでのことなどラグビー以外の話をしました。彼と一緒に試合する日が待ちきれない」
全体練習終了後、アーロンはSHを集めてパスやキックをアドバイス。ボーデンもSO北村将大とキック練習するなど、さっそくオールブラックスで培った経験を伝授した。
この日、NZでボーデンがNZ協会、ブルーズと2027年まで契約を延長したことが発表された。ボーデンはこの件に関して、「私はまだ国を代表してプレーをしたい。そうなると現在の規則では1シーズンしかプレーできません。残念ですが、これが現状です。とはいえ、トヨタヴェルブリッツでのシーズンを有意義な時間にしたい」とコメント。
7日(木)の開幕戦のメンバー発表に注目が集まる。
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