【NEWS】2023-24シーズン 入団記者会見 アーロン・スミス&ボーデン・バレット

【2023-24シーズン 入団記者会見】
アーロン・スミス&ボーデン・バレット

「勝つ文化を作ることに貢献したい」
今年のワールドカップ後に開幕するジャパンラグビーリーグワン2023-24シーズンに加入が決まっているニュージーランド(NZ)代表HB団、SHアーロン・スミスとSOボーデン・バレットが3月22日、オンラインで入団会見を行った。
スミスは34歳でNZ代表キャップ114、バレットは31歳で代表キャップは112。長くオールブラックスで活躍、W杯後の去就が注目されていた。二人がトヨタを選んだのは、現在、ディレクター・オブ・ラグビー(DOR)を務めているスティーブ・ハンセン氏の存在が大きかったという。
「スティーブは私に大きな影響を与えた人間。その彼がトヨタで“勝つ文化”を作っていると。チームの一員として、その手助けができれば嬉しい。ボーデンとは長く一緒にプレーして、子供の年齢も近い。同じチームでやれるのは楽しみ」(アーロン・スミス)

 バレットも「スティーブから話を聞いて、いい環境があり、いいスタッフがいると。私は以前日本でプレーして、もう一度戻ってきたいという思いもありました」。

バレットは2021シーズン、サントリーサンゴリアスでプレーしたが、コロナ禍で活動が厳しく制限されていた時期だった。
「今回は、チームメートと食事に行ったり、日本の文化を楽しみたい」
日本のチームに所属するのは初めてのアーロンは、姫野和樹が2021シーズン、ハイランダーズでプレーしていたときのキャプテン(アッシュ・ディクソンと共同)だ。
「トヨタで再び姫野と一緒にプレーするのが楽しみ。彼がオタゴに来たときは、いろいろと案内したから、今度は彼がつれていってくれると期待しています」
 日本選手権優勝3回、全国社会人大会で優勝5回を誇るトヨタだが、リーグワンの前身であるトップリーグ以降、日本一から遠ざかっている。ハンセンDORが二人を必要としたのも、まさに「勝つ文化」を肌で知っているからだ。
 バレットは「いまこの瞬間も、それは始まっています。いい習慣を身につけ規律を保ち、良き人間でいること。それを継続させることで、良いチームになる。オールブラックスにいたときがそうでした。フランクな雰囲気でありながら、ハードワークを厭わない。信頼関係もある。トヨタでもそういう文化を作ることに貢献していけたら」。
 スミスも「私もバレットと同じコーチ(ハンセン)の下にいたので同じ考えです。大事なのはバランス。フィールド内外での信頼関係、メンタルタフネス。チームファーストで全員が力を尽くせば、結果はついてくるし、結果が出なくても、そこから立ち上がることは容易です」

 トヨタがリーグワンで常勝チームとなるために、オールブラックスで世界と対峙した彼らの経験は何より頼もしい。当面の目標は、フランスで開かれるワールドカップでの二大会ぶりの優勝。トヨタに来るときの手土産にしたい。

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